新感覚の山菜料理と、
里山づくりの朝ごはんが自慢。
庄川峡と絶景の山々が一望できる、利賀村の古民家の宿・おかべ。築約90年の古民家は、昔ながらの囲炉裏の雰囲気はそのままに、お部屋は快適に過ごせるようにリフォームしてある。栄養士でもある若女将・岡部智美さんの作る料理は、山菜料理を現代風にアレンジし、ワインでも楽しめる里山の幸。上品な味わいの熊汁や猪肉のカツレツなど、里山ジビエも食べやすく料理する。
彼女のモットーは、「もったいない」。春になると山で大量の山菜が採れる。畑にいけば、食べきれないほどの野菜が採れる。それを昔ながらの保存の知恵を学び、一年を通して美味しく食べられるように保存する達人だ。山菜は塩蔵や冷凍で保存し、野菜は漬物や味噌漬けなどに加工し、庭で採れたグミは果実酒にする。
この地域は、かつて冬になると雪で閉ざされたが、越冬野菜や保存食があるので食べ物に困ることはなかった。そんな里山暮らしに触れ、口福なひとときを味わってみたい。